top of page

長文対策はいつから?

 高校入試問題の英語において必ずと言っていいほど長文が登場します。しかも、ながーい長文。見るだけで、長文アレルギーが出てしまうなんて人も多いのでは?

 きっと、文法に多くの時間を割き、長文はロクに触れてこなかったことでしょう。こんな長文を読めるわけないと投げ出したくなるのは分かります。しかし、断言しておきます。今まで学校でまともに対策してくれなかった人、残念ながらこれからも長文対策してくれることはないでしょう。つまり、自主的にやらなければ、一生アレルギー・できないままで読めるようにいきなりなることはありません。

 では、いつから?どういう風にやったらいいの?を解説していきます。

ー目次ー

1.いつから?


ずばり、「長文ヤバい!」と気づいた瞬間からです。

とはいえ、本格的に「ヤバい!」と思ってほしいのは、中学3年生の前半ですね。この時期まで何もしてこなかった人は少し焦りましょう。幸運にも、それよりも前に気付いた人は今からやって損はないです。高校入試において長文は『慣れ』や『スピード』が非常に重要です。早くから対策しておくことで、受験では大きな味方となるでしょう。そして、この力は高校入試だけではなく、大学入試、大人になっても大きな武器となります。大袈裟ではないです!

一般的な入試問題の構成をお話しします。

大問は全部で7問前後。

  大問1・2:リスニング

  大問3:適語補充や並び替え

  大問4:英作文

  大問5:会話文

  大問6:ポスターやメールなどの長文

  大問7:長文(1ページ以上)


大問5・6・7は長文に当たります。つまり、半分は長文。長文が弱点だとかなりの痛手になっちゃいます。残念ながら、長文が出題されない学校はなかなか見たことがないです。長文から逃れることは難しいでしょう。




2.どのように?教材は?


長文を読めるようになるには、『単語』と『文法』が鍵となります。中学生段階では、文法が分かっていないと、読めないため、注意が必要です。そこで、学年がポイントとなります。

  • 中学1年生の場合

文法や単語を一部しか知らない場合は、いきなり文字数が多い長文を読むことをオススメしません。この時期に一番大事なのは、『単語』になります。英語辞典や電子辞書を購入してみましょう。買うならば、大人になっても使えそうなものが良いです。10行程度の英語の長文を辞書などで調べながら読んでみましょう。

知らない単語は、単語ノートなどを作ってまとめておくと良いです。長文で使われやすい単語は意外と偏っているので、見たことあるな~って単語が出てきますよ。それに気づくのがとっても大切です。遠回りで面倒くさい方法に思えても、実は近道です。効率良く覚えましょう。

ついでに、スラスラ読めるまで音読をしてみましょう。ここで、「どうやって読むのかな~?」ってなったら、最高です。ネットなどで検索して、読み方をマスターしましょう。自分が発音できない単語は、リスニングしても頭の中で単語が結びつきません。こうして、リスニング力も同時に鍛えることができます!一石二鳥でしょ?


  • 中学2年生の場合

文法や単語はある程度分かるようになったと思います。文字数を増やしてみましょう。50語程度がいいですね。A4サイズ半分くらいの分量です。

そして、辞書に頼らず自力で訳してみましょう。難しいと思いますが、少しずつでいいです。自力で訳をしたら、辞書を使って更にもう一度訳してみましょう。それから、回答と照らし合わせて答え合わせをします。間違えても、読んでみようとする姿勢が大事です。長文対策しはじめであれば、「会話文」から読んでみることをオススメします。分量もそこまで長くないですよ。


  • 中学3年生の場合

長文用のテキストを1冊用意しましょう。1つの長文がA4サイズ1ページ以上が目安です。物語文・説明文・ポスターやメール・図表付きなど様々なパターンが収録されていると尚良いです。また、問題も日本語ではなく英語で書かれているようなものが良いです。

夏休み前であれば、週に1文以上。夏休み以降は、2~3日に1文。9月以降は毎日1文以上の頻度をオススメします。長文に関しては、質よりも量です。沢山読んで『慣れ』ましょう!時間を計って少しずつ時間を短くしていけるように。ちなみに、A4サイズ1ページ以上であれば、10分以内で解けるようになっておきたいところです。

解き方としては、問題を解く→〇付け(解答は見ない)→自力で全訳する→分からない単語はノートにまとめる→単語調べ→解答の日本語訳とすり合わせる→間違えた問題を再度解く→解説を見る→解き直しノートの作成→解き直し。

すぐに解説を見たり、日本語訳を見ないことがポイントです。どこが読めていなかったか見失ってしまうことが多く、再度読み直したときに読めた気がしてしまうからです。また、同時に、指示語(they, it)などがどこを指しているのかを明らかにしておくと良いです。




3.陥りやすい失敗



・文法をあまり習っていない段階で、語数の多い長文に挑戦すると挫折する。

→段階毎に長文に慣れていきましょう。文法が分からないと長文を読むのは難しいです。


・質より量

→分からない問題に時間をかけすぎないように。スピード命です。


・遠回りに見える単語ノート作りは意外と近道!

→「単語力が無い…。単語帳片っ端から覚えていこう!」となりがちです。実は、長文に出やすい単語があります。長文で単語力の欠如を感じたのであれば、分からない単語を書き留めるノートを一冊作っておくことが効率的な単語の覚え方です。「あれ?このまえもこの単語書いたような…」となってくるハズです。頻出度別になっている単語帳であっても、長文用ではなく、文法問題でよく出る単語順になっている可能性が高いです。とはいえ、単語は大切です。日ごろから単語帳を見ることをオススメします。


・なかなか点数が上がらなくても落ち込まない。継続は力なり。

→すぐに読解力が上がることはありません。実感を得るのに1カ月はかかると考えて良いです。成績が上がるとなると更にかかると考えて下さい。しかし、避けていると永遠にできないです。受験前の焦った状態でやると、余計できなくなります。余裕を持って対策をしましょう。


Kommentare


記事: Blog2_Post
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • Pinterest
  • Tumblr Social Icon
  • Instagram

©2021 by 中学生 オンライン自習室。Wix.com で作成されました。

bottom of page